【目指せ世界遺産登録】 大板山たたら製鉄遺跡


産業化を支えた日本の匠の技術

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世界遺産登録シリーズ、今回は「大板山たたら製鉄遺跡」をご紹介します。たたらといえば「もののけ姫」を想像してしまいます。

平成 27 年夏の世界遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」は九州・山口を中心に8県11市に23資産あります。そのうち萩エリアには萩城下町、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾の5つの資産があります。

産業革命遺産の取材をするまで「大板山たたら製鉄遺跡」のことはまったく知りませんでした。事前に地図で場所を確認しながら出かけました。萩市街から車で 30 分。旧福栄村・紫福(しぶき)の「山の口ダム」近くに遺跡があります。

まずは「山の口ダム」を目指します。はずかしい事に萩市民の私でも「山の口ダム」というのがあるのを知りませんでした。
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このダムは紫福地区の農業用水の補給を目的に造られものです。途中の道は舗装はされていますがとても細く、対向車をかわすこともできませんので安全運転で奥に進んでいきます。

しばらく走ると「大板山たたら製鉄遺跡」に到着です。
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車から降りた瞬間、はるか昔へタイムスリップしたような感覚が….
自分の足音にビクッ!と怯えるくらいに静かです。
うっそうとした森の中にポツンと置き去りにされたように遺跡がありました。

江戸時代の中・後期にかけ操業された鉄の生産現場です。
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砂鉄洗場
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北前船で島根県伊野村(現在の浜田市)から運ばれた砂鉄を阿武町 奈古港で陸揚げされ、そこから馬で大板山に搬入されました。こちらで生産された鉄は幕末に造られた洋式木造帆走軍艦「丙辰丸」に使用されています。

「大板山たたら製鉄遺跡」は、 2012 年(平成 24 )年 9 月に国の史跡に指定されました。ぜひ、大人数でお出かけください。

「丙辰丸」については以前、こちらで紹介しています⇒目指せ世界遺産登録 【恵美須ヶ鼻造船所跡】 明治日本の産業革命遺産


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