毛利家一門のひとつである厚狭毛利家の武家屋敷。
厚狭毛利家は、毛利元就の5男元秋を祖とし、毛利氏の萩移封後、厚狭(厚狭郡山陽町)に知行地を与えられたことから、このように呼称され、8371石余りを領した。
萩に現存する武家屋敷のなかで最大の大きさを誇る
梁間5メートル、桁行51.5メートルの長大な入母屋造り本瓦葺きの建物は、萩に現存する武家屋敷のなかでも最大の規模を誇る。
5つに区画された内部には土間がなく、特に東の座敷は狭いながらも畳廊下を配した格調高い造りであることから、身分の高い者に対して用意された詰所であったと思われる。
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出典:萩市観光協会